「川のみなとオアシス 水のまち 京都・伏見」運営・まちづくり協議会
「川のみなとオアシス 水のまち 京都・伏見」運営・まちづくり協議会

伏見港は、令和3年4月に全国唯一の内陸河川港湾として、国土交通省の「みなとオアシス」に登録されました。これを契機に、地域の賑わい創出のため、官民の関係団体で構成する「川のみなとオアシス 水のまち京都・伏見」運営・まちづくり協議会を中心に取組を進めておられます。夜間も楽しめるコンテンツをつくり、伏見港エリアへの滞在者数や滞在時間を延ばすため、京都・花灯路の照明を設置して実証実験を実施されました。

1 京都・花灯路の貸出を行っていることを知ったきっかけを教えてください。

貸出を行っているのは、ホームページで知りました。東山花灯路と嵐山花灯路に行ったことがあり魅力を感じていました。今回、新規の団体でも行灯を借りられることを知り、興味を持ちました。

2 京都・花灯路の行灯を設置する前のイベント会場や地域の雰囲気を教えてください。

今回行灯等を設置した宇治川派流は、昼間は十石舟が行き交い観光客の姿が見られますが、夜間は人通りが少なく、寂しい雰囲気であったのが課題でした。隣接する商店街等まち側との回遊性を高め、夜間でも観光客が訪れる仕掛けをつくりたいと考えていました。

3 京都・花灯路の行灯を設置することでどのような効果を求めたか

将来的に、夜観光を活性化させて伏見港エリアでの滞在時間を延ばすことや、まち側との回遊性を高めたいといった目標のため、今回の実証実験では御来場いただいた方や地域の方からライトアップに関する率直な御意見をお聞きしたいと考えていました。

4 実際に行灯を設置してどのような効果がありましたか

商店街のお祭りや、地域で行われる各種イベントの開催と実施時期を合わせたことで、ライトアップ単体で行うより回遊性を高めることができました。

宇治川派流の水面、橋や酒蔵の風景は行灯と非常に相性がよく、普段と違う夜間の姿に御来場いただいた方や地域の方から「また開催してほしい」とのお声もいただくことができました。実際にライトアップの実証実験を行ってわかった課題もありましたので、今後のまちづくりの検討に活かしていきたいと考えています。

5 行灯を設置する以外で、イベントを盛り上げるために工夫した点はありますか

地元商店街で開催されるお祭りや、地域で行われる盆踊り等、ライトアップ単体ではなく各団体との横の連携を重視したことです。また、スタンプラリーを実施し、会場間の回遊性を高められるよう工夫しました。

 イベント参加者の声を教えてください。

若年層や家族連れ、年配の方まで幅広く参加頂きました。御来場いただいた方へのアンケートを行った結果「夜間も伏見の魅力が沢山あることを知った」という意見や、「毎年行ってほしい」という声が多かったです。

7 申請する際に苦労した点やその際どのようにして対処されましたか。

初めての申請のため、必要な照明器具の個数がわからず苦労しました。花灯路の保管倉庫への訪問や設置エリアの図面をもとに工事会社に相談するなどの対処をしました。

8 今回のイベントでターゲットとした客層などがあれば教えてください。また、集客のために行ったプロモーションがあれば教えてください。

お祭りや盆踊り等のイベントが重なっている日は、ファミリー層が多いのではと想定しておりましたが、幅広い年代の方に楽しんでいただけたと思います。

集客のために、SNSなどを活用して告知を行いました。その他、ホームページやチラシ配布、ポスター掲示を行いました。

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